ニュースリリース
News release手つかずの海を手塩にかけた海へ 沿岸海洋生物資源の回復のために「潮だまり財団」を設立
一般財団法人 潮だまり財団(東京都渋谷区、代表理事:川口晋、以下、潮だまり財団)は、荒廃してしまった沿岸海洋生物資源の回復を目的として2024年4月2日に設立しました。海藻が繁殖し生物がいきいきと棲む豊饒な沿岸海洋の復活を目指して対策を立案・実践し、そのための研究をサポートします。
産業革命以降、経済的合理性のために行われた沿岸地域の開発により、そこに棲む生物の多様性や豊饒性は失われてしまいました。さまざまな原因が考えられますが、それに対して現状を“自然のまま”にしておいては、人の手で荒廃させてしまった生物資源の回復は望めません。「潮だまり財団」では、この沿岸生物資源の復活に向けて、手つかずにすることなく“手塩にかけて”回復のための対策を講じます。広く国内外から研究者や自治体、企業などと連携して最善かつ効果的な手法・計画を立案・実践し、そのための研究も積極的にサポートします。
スローガンは「Hug the ocean」。愛おしい海洋をしっかりとハグするように、深い愛情と大いなる熱量をもって進んで参ります。
財団概要
- 名称 : 一般財団法人 潮だまり財団
- 設立日 : 2024 年 4 月 2 日
- 目的 : 沿岸海洋生物資源の回復
- 事業内容 :
(1)
吟味選定された沿岸海域に対する構造変更・造作などを伴う沿岸海洋生物資源の回復のための効果的かつ具体的方法「潮だまりメソッド」を探求し考案する。
(2)
以下の研究支援を行う。
① 沿岸水域の各水深における溶存酸素量、栄養塩類濃度、温度などのモニタリングに関する機器開発、研究
② 効果的な曝気や海洋耕耘手法などに関する機器開発、研究
③ 栄養塩類の人為的サプリメントに関する研究
④ 有害生物に対する競合生物の水域への供給に関する研究
⑤ その他沿岸海洋生物資源の回復のために必要であると思われる開発、研究 - 設立時理事: 理事長 川口 晋
理事 篠澤 裕介
理事 高倉 葉太
監査 髙瀬 雄一郎 - 所在地 : 東京都渋谷区恵比寿 4-20-4 恵比寿ガーデンプレイス Portal Point FD22
- 連絡先 : 03-6820-0404
込めた想い
- 財団名称
満潮時に海水面下に没し、干潮時に顔を出す潮だまりには海藻が生え多様な生物がいきいきと棲む。豊饒な海のシンボルである潮だまりに沿岸海洋生物の回復への想いを託しました。 - ロゴデザイン
多様な生態系を内包し豊饒な海の象徴である潮だまりは、刻々と姿を変えスケールを変化させる。 ロゴデザインにおいて潮だまりのダイナミズムとスケールを象徴するデザインを目指しました。